我孫子の廃棄物の現状と課題

会報2015年度7月号

7月6日の定例会に、クリーンセンターからお話を伺いました。要約を記します。

①市民の協力のもと、我孫子は高い資源化率だったが、3.11の原発事故で放射能のホットスポットになり、それへの対策で、リサイクルできなくなったものもあり、25年度資源化率は県内で、3番目。10種16分別。

②剪定枝木は燃やさず保管。これを燃やした近隣の市が、焼却灰の残留放射能値が高くなり埋め立てできず、布佐と印西にまたがった終末処理場に置き、住民の反対を受けたことはご存知でしょう。我孫子の焼却灰は8,000ベクレル以下で、埼玉県内と君津市にお世話になっています。雑芥は北茨城市へ。

③昨年から小型家電20品目の拠点回収(公共施設等)を行っています。

④燃やすごみの中に、かなり資源になるものが入っているので、一層の分別に協力を願う。

⑤我孫子市の焼却炉は2つとも耐用年数を越えている。毎年1億の修繕費が必要。柏と協議を続けていたが、「各市が責任を持つこと」という結論になった。平成27年準備室を立ち上げた。33年稼動を目標にしている。80億円のうち、半分は国の負担。

⑥新炉の熱は蒸気にして発電ができるものにしたい。温浴施設も考えてはいる。

⑦近隣の住民の説明会は26年度から始めている。この理解が得られないと前に進まない。

⑧容器包装以外のプラスティックは現在焼却しているが、バグフィルターなどでダイオキシン対策はしている。

⑧廃棄物の処理には莫大な費用(年間約16億4千万円)がかかることを、市民がもっと理解して、無駄な税金を使わないよう、日々ご協力をお願いしたい。

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