7月5日(火) バス見学会

                                            会報2016年度7月号

7月5日、恋する豚研究所クラインガルテン栗源へ26名で行きました。

 いただいたパンフレットの冒頭に、「食材を育てる人と、食す人が、きちんと向き合う」とありました。広い芝生の先に、赤い屋根のすてきなデザインの建物があり、まずびっくりした人が多かったと思います。食事の後、お話を伺いました。

 「豚を育てる人」は他の場所にある「(有)アリタホックサイエンス(在田農場)というところ。ここは病気を持ち込まないように、外部の人は行けません。エサはサンドウィッチを作るときに廃棄されるパンの耳が主。横浜のパン屋さんと契約をし、それを乳酸菌や麹菌で発酵させた独自なものを使用。ハム類もここの豚だけで作っています。ふん尿は堆肥にして田んぼに返すなど環境に優しい農業を実践しています。

 「加工する人」は社会福祉法人福祉楽団・栗源協働支援センター。高齢者も含め、何らかの障害を持った方がハム作りや食堂、建物の維持作業に働いています。
 一般の福祉作業所は手内職のようなところが多いので、月給は1万円強。「せめて10万円の月給を出したい。そのために工夫を重ねているが、今、7万3千円位」と常務理事の飯田大輔さん(37歳)。お話を聞いていた我が会員も福祉の現場を知っている人が多いので、驚きと称賛の様子でした。

 作業を徹底的に分析し、手順を書き、ファイルにする。それを見ながら作業すれば、誰でも同じ仕事が出来ると。実際に建物の手すりを拭いていた人たちは丁寧に作業していました。
 ハム・ソーセージ等は、亜硝酸塩以外は添加物なし。塩は千葉県産の海水塩。豚肉はすべて在田農場の豚。

 「販売する人」は㈱恋する豚研究所です。
 大手のデパートやスーパー等と販売交渉をするには、株式会社を名乗った方が相手にされやすいと感じたからと。少しずつ扱ってくれるところも増えてきたそうです。後はネット販売。

 理解者を増やす目的で映像2編を作ったが、今、公にしているのは在田農場のものとの事で、6分くらいの映像を見せてもらいました。説明は無く、緑の多い風景と豚の生態が交互に出てきます。豚を愛している人が作った映像と思いました。(今インターネットで恋する豚研究所を引くと、「ハム編」も見られるようになっています) 続き

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