11月16日(土)2013年度消費生活の安定及び向上に向けた県民提案事業

県民提案事業「 超高齢社会の安心のまちづくりへ」は終了しました。

第1部
高齢社会の安心のまちづくりのために、市民が立ち上げた10の団体について、活動報告と、活動から見えてきた提言というテーマで話していただきました。
  
消費者の会の会員が立ち上げたものとしては、①NPO在宅支援サービスまどか②我孫子ふれあいサロン連絡会③一粒の麦④ふれあい弁当の会⑤社会福祉法人「エスポワールわが家」⑥湖北台8丁目見守りの会が発表してくださいました。その他の団体4つも。
  残念ながら、どの団体も自分達自身が高齢化してきているので、新しい方達の入会を期待しているという、問題提起が多い状態。アンケートでは、これらの団体に参加したいと答えられた方が、僅かながらも数名いらっしゃいました。2013.11.16 zaitaku-fukushisa-bisu_madoka2013.11.16fureaibenntou_nokai

 

 

 

第2部 
講演「高齢社会における契約システムの課題」淑徳大学教授 結城康博氏
  
まず今後の高齢化率や人口の変化の解説をされた後、ご自身のケアマネ時代のご経験から、如何に高齢者が上手にお金を使えないかを語ってくださいました。2013.11.16 koushi_yuuki-yasuhiro

   ゴミ屋敷状態の高齢者が、どんなサービスをすすめても断っていたが、死後1,000万円の札束を発見し、身寄りのない人だったので、お金は国庫に。認知症になりかかった人はガンコになるので、その前に自分の最期についてしっかり考え、書類にしておくことが必要と。私たちも急がねば・・と思いました。

   2013.11.16 kouennkai有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅に入居するにも、総て契約。ここならと思って入居しても、3ヶ月位経たないと本当に託せるかどうかわからない。90日以内なら契約を解除出来るシステムがあるが、その時には帰る家もないということになりかねない。きちんと判断して慎重に対処出来る人がいるかどうか。高齢者だけでは難しい。

  社会保障を担うシステムは四つ。①自助:自分(本人)②互助:家族や地域③共助:社会保険④公助:福祉制度。人口の推移や未婚率から考えても、共助や公助を期待出来ない時代が間違いなく来る。今国では、かなりのシステムの変更が考えられている。例えば、介護保険でも要支援1と2は地方自治体に責任を移行させる。

自治体がやるかやらないかも含めて関心を持ち続け、国民が声をあげて行かないと、「こんな筈じゃなかった」と言っても間に合わない、と締めくくられました。 

第3部
県が作ったDVD「悪質商法をシャットアウト!被害事例に学ぶ対処法」を上映しました。

(会報2013年度11月号)   チラシ

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